100匹目のキツネ

大学生が思ったこと、考えたこと。キツネの話はでてきません。

【心に響く洋楽】4 Talk is Overrated【歌詞和訳】

Talk is OverratedはJeramy Zuckerとblackbearがコラボして作られたシングルで、Zuckerのアルバム「Idle」に収録されている。
実らない思いに対する苦悩を男性目線で描いている。
 
MVはこちら
 
I don't wanna smoke, I don't need a drink
タバコは吸いたくない、酒も必要ない
 
Just tell me how you feel, tell me what you think
ただ何を感じてるか教えてくれ、何を考えてるか
 
'Cause I've been on my own for a fuckin' while
だって俺は長いこと独りなんだ

And I don't need a girl, I just wanna smile
女は必要ない、ただ笑いたいだけ
 
Gettin' my mind right
考えなおしながら
 
I wait 'til the time's right
時が来るまで待つよ
 
I'm meanin' to tell you
お前に伝えるつもりでいる
 
Why it's hard to sleep at night
どうして夜眠れないのかを
 
There's nothin' to fear now
今は何も恐れることはない
 
We should be here now
今は俺たちはここにいるべきだろ
 
Why don't you hear me out?
どうして最後まで聞いてくれないんだ
 
I'm saying
俺はこう言ってるのに
 
 
/Repeat/
'Cause talk is overrated, let's just vibe
だって会話なんてそんなにいいものじゃない、ただ楽しもう

And love is overrated in my mind
愛だって評価されすぎてる、俺の心の中では
 
Girl, talk is overrated, let's just vibe
なあ、会話なんていいものじゃない、ただ楽しもう
 
Just for tonight
今夜だけは
 
I'll be yours 
お前のものになるよ
 
 
If you want me to
お前が望むなら
 
I'll be yours
お前のものになるよ
 
if you want me to 
そう望むなら
/:Repeat/
 
 
I've been hella stressed, I would rather chill
ずっとストレスだったんだよ、ただリラックスしたい

I know you look to me, wonder how I deal
お前は俺を見ながら、俺がどうするのか気にしてる

But look inside my soul, I don't mean to front
だけど心の中を見てくれ、俺は誤魔化してるつもりはないんだ

'Cause really I don't know what the fuck I want
だって俺はほんとに何が欲しいのかも分かっちゃいない
 
 
 
I remember when we were more than friends
俺たちが友達以上だった時を思い出す

I would just pretend, that was cold
だけどそれが冷え切ったものだったふりをするよ

After all this shit, I could not let you in
結局、俺はお前を受け入れられなかった

Summer went, saved up all the money
夏が過ぎて、俺は金を貯めた

That I would have spent on you, girl
お前に使うはずだった金を
 
 
/Repeat/
 
 
 
Yeah, let's talk it out
さあ話をつけよう
 
 
Girl, time out
なあ、時間切れだ
 
 
I know that you only with me for the clout, sit down
お前は名声のためだけに俺といるって知ってるさ、座りなよ
 
 
You had too much to drink
もう浴びるほど飲んだだろ
 
 
Maybe it's my fault
俺のせいかもしれない
 
 
I remember you would pull up, pour up Hennessy askin' to smoke
お前が栓を抜いてヘネシーを注いだのを覚えてる、タバコを吸うか聞きながら

 
On no, there you go again
ああ、またかよ
 
 
Mixin' blow with downers
コカインとダウナーを混ぜて
 
 
Brand new hoes around ya
周りには新しい女たち
 
 
And when the night is done
そしてこの夜が終わったら
 
 
You be hittin' my line
きっとお前は電話してくる
 
 
Tell me your phone at one percent
1%でいいから番号を教えてくれ
 
 
3 A.M., you wanna vibe
午前三時、お前は楽しみたいんだろ
 

 

 

【心に響く洋楽】3 GLOW - CORSAK/Robinson【歌詞和訳】

Glowは中国のDJであるCORSAKとキウイのシンガーソングライターRobinsonが2019年にリリースしたシングル。厳密には洋楽なのか微妙なところです。

元恋人と関係をやり直したいと願う様子が描かれています。

 
 
 

 

Prisoners of war
戦いに囚われてる
 
 
Me and you
私とあなた
 
 
and our baggage
そしてがらくた
 
 
Pieces that we lost
私たちがなくした欠片
 
 
Like a cross that we carry
まるで私たちが背負う十字架みたい
 
 
 
But even though it's years ago you’re still inside my mind
だけど、あなたが私の心の中にいたのが何年も前でも
 
 
You should know that
あなたは知らなきゃ
 
 
Like a glow so beautiful it takes me back in time
まるで暖かい光みたいに美しくて、私を昔へ連れ戻すの
 
 
To what we had
私たちが持っていたものへ
 
 
 
So when I close my eyes
だから私が目を閉じた時
 
 
It's just like you're by my side
まるであなたが私のそばにいるみたい
 
 
And I can hold you like
そしてあなたを抱きしめられるの
 
 
Like it was the first time
まるで初めてみたいに
 
 
 /Repeat:/
Even if I only get to see you in my mind
たとえ私が心の中にあなたを見ることしか許されてないとしても
 
 
It’s not over
まだ終わってないの
 
 
This is not a last goodbye
これが最後のお別れじゃない
 
 
Because I love you like the first time
だって私はまるで初めてみたいにあなたを愛してる
 
 
 
Even if I only get to see you in my mind
たとえ私が心の中にあなたを見ることしか許されてないとしても
 
 
It’s not over
まだ終わってないの
 
 
This is not a last goodbye
これが最後のお別れじゃない
 
 
Because I love you like the first time
だって私はまるで初めてみたいにあなたを愛してる
 /:Repeat/
 
 
 
These revolving doors we go through
私たちの堂々巡りのせいで
 
 
Leave us damaged
私たちは傷ついたまま
 
 
We were so in love
だけど私たちは本当に恋に落ちてた
 
 
Me and you
あなたと私
 
 
But we panicked
だけど私たちパニックになってた
 
 
 
We talk on the telephone and you act like you're fine
電話で話してもあなたは気丈に振る舞ってる
 
 
It's just a mask
だけどそれは仮面だよね
 
 
'Cause I can hear it in your voice a part of you is still mine
だってあなたの声が、あなたの一部がまだ私のものだって教えてくれる
 
 
So let's go back
だから戻ろう
 
 
 
So when you close your eyes
だからあなたが目を閉じた時
 
 
Pretend that I'm by your side
私があなたのそばにいるふりをして
 
 
And I will hold you like
そして私はあなたを抱きしめる
 
 
Like it was the first time
まるで初めてみたいに
 
 
 
 /Repeat/
 
 
 /Repeat/

 

 

 

【心に響く洋楽】2 Stand by Me【歌詞和訳】

 

Stand by Meは、イギリスのロックバンドOasisのサードアルバム「Be Here Now」(1997)に収録されている、旅立つ心を歌った名曲

 

www.youtube.com

 

 

Made a meal and threw it up on Sunday 
食事を作って吐き戻した日曜日

I've got lot of things to learn
俺はまだ多くを学ばなきゃいけなくて

Said I would and I'll be leaving one day
昔言ったようにいつか俺はここを去るんだ

Before my heart starts to burn
心が燃え始める前に



/Repeat:/
So what's the matter with you?
それでお前は何に悩んでるんだ?

Sing me something new
俺に新しい歌を歌ってくれよ

Don't you know
知ってるだろう

The cold and wind and rain don't know
寒さも風も雨も何も知らずに

They only seem to come and go away
ただ通り過ぎていくだけだって
/:Repeat/



Times are hard when things have got no meaning
意味が見出せない時はいつだって苦しいんだ

I've found a key upon the floor
床に落ちてた鍵を見つけたんだ

Maybe you and I will not believe in the things we find
きっと俺たちは扉の向こうで見るものを信じられないけれど




/Repeat/




Stand by me 
そばにいてくれよ

Nobody knows the way it's gonna be
誰も知らないんだ この先のことなんて




If you're leaving will you take me with you
もしお前がここを去るなら 俺を連れて行ってくれるかい?

I'm tired of talking on my phone
電話で話すのはもう疲れたんだよ

There is one thing I can never give you
お前にあげられないものが一つだけあって

My heart will never be your home
俺の心はお前の帰る場所にはならないってこと




/Repeat/




Stand by me 
そばにいてくれよ

Nobody knows the way it's gonna be
誰も知らないんだ この先のことなんて

Maybe I can see
いつか俺には見えるだろうけど



Don't you know
知ってるだろう

The cold and wind and rain don't know
寒さも風も雨も何も知らずに

They only seem to come and go away
ただ通り過ぎていくだけだって




Stand by me 
そばにいてくれよ

Nobody knows the way it's gonna be
誰も知らないんだ この先のことなんて

Stand by me
そばにいてくれよ

Nobody knows
誰も知らないんだ

God only knows the way its' gonna be
神様しか知らないんだ この先のことなんて

【心に響く洋楽】1 Broken Arrows - Avicii【歌詞和訳】

 

Broken ArrowsはAviciiのセカンドアルバム「Stories」に収録されている、2015年リリースのシングル。

孤独と挫折に悩む人を描いた名作で、背面飛びを生み出した高跳び選手のディック・フォズベリーの人生をなぞったMVも必見。

 

www.youtube.com

You stripped your love down to the wire
君は愛を全て捨ててしまって

Fire shining cold alone outside
外では炎が冷たく孤独に輝いてる

You stripped it right down to the wire
君は何もかも捨ててしまって

But I see you behind those tired eyes
だけど僕は疲れた目の奥に君を見るんだ



Now as you wade through the shadows that live in your heart
心に棲む影をかき分けていけば

You'll find the light that leads on
君を導く灯りが見つかるだろう

'Cause I see you for you and your beautiful scars
だって僕は会いに来たんだ 君とその美しい傷跡のため

So take my hand, don't let go
だから僕の手をとって 離さないで

 

 

/Repeat:/
'Cause it's not too late, it's not too late
だってまだ手遅れなんかじゃない

I, I see the hope in your heart
君の心にはまだ希望が見えるから

And sometimes you lose it
ときに君はそれを失って

Sometimes you're shooting broken arrows in the dark
暗闇に折れた矢を放つかもしれない

But I, I see the hope in your heart
だけど僕には君の希望が見えるから
/:Repeat/



I've seen the darkness in the light
僕は光の中に暗闇を見てきたんだ

The kind of blue that leaves you lost and blind
その憂鬱は君を迷わせ見えなくさせるけど

The only thing that's black and white
ただ一つはっきりしているのは

Is that you don't have to walk alone this time
今度は君は一人で歩かなくてもいいってこと

We have to tear down walls that live in your heart
僕たちは君の心の壁を壊さなきゃね

To find someone you call home
君が帰るべき人を見つけるために

Now you see me for me and my beautiful scars
君は会いに来たんだ 僕とこの美しい傷痕のために

So take my hand, don't let go
だから手をとって 離さないで



/Repeat/

 



【ハル日記】4 逆変身

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高校を卒業して、ピアスを開けた。

在学中から薄らと染めていた髪にパーマをかけて、毛先をシルバーのグラデーションにした。美容院に行ったのは、第一志望の大学の不合格通知を貰った日の午後だった。

自分の甘さや愚かさが嫌で嫌で苦しくて、ただ、違う自分になりたいと思った。

 

 

悲しいことがある度に、髪を染めにいく。

誰よりも真面目に練習して、毎日早起きして一人で朝練したのに、合宿最終日のレギュラー発表で呼ばれなかった時。そういえばあの日に人生で初めて髪を染めた。夏休み明けに茶色い頭で学校に行って、色んな先生に怒られた。真っ直ぐで、脆くて痛かった頃。あの頃は躊躇いなく人生に一生懸命だった。

 

頭を降る度に染料の香りがふっと鼻先を掠める。悲しみの匂いだ、とぼんやり思う。だけど夕暮れの原宿にシルバーの髪はよく似合っていて、少しだけ気分は浮き上がった。

その気持ちのまま天丼屋に入り、六百円の丼を食べてから一人の部屋に帰った。髪はすぐに色落ちして、毛先だけパサついた金髪になった。

 

初めて着けたピアスは、あの人と行った京都土産だった。しずく型のガラスに青い絵具が滲んで、耳元でゆらゆらと揺れていた。泣き虫な私の代わりにいつも泣いてくれていた。

 

初めて髪を染めた中学三年生から随分と見かけが変わった。
だけど、自分じゃなくなるように着飾った分、何かがひどく窮屈になる気がした。二回もブリーチした髪はすぐに千切れてしまうし、ピアス穴はすぐに腫れてしまう。
そんな煩わしさだけじゃなく、何かで武装してもっと弱い部分を誤魔化しているような、そんな気がした。

 

夏の盛りを過ぎた頃、ブリーチした部分を切って、真っ黒に染めた。美容院の鏡を見つめる私は、随分とあどけない顔をしていた。濡れ羽色のショートカットが肌に映えていた。
ピアスを外して、穴を塞いだ。子供みたいな耳たぶは白く光って、泣き虫の私はここから頑張らなきゃ、と思った。

 

どんどんと武装を脱いで、変身は解けていった。身に纏うのはどうしようもなく大切だと思うものだけでいい。変身しなくても大丈夫だって言えるくらい、そのまんまの自分を許せたらいいのにって願ってる。

 

【ハル日記】3 恥ずかしさに消えてなくなりたい夜に

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誰かの前で酷い失敗をしてしまうことがある。
微妙な空気や苦笑い、照れ笑いで場が満ちる、あの瞬間がたまらなく苦痛だ。
綿矢りさに言わせれば、そういう類の失敗は「愛嬌がなく、みじめに泥臭く、見ている方の人間をぎゅっと真面目にさせる」のだ。

 

だけど、そんな失敗をして、あるいは思い出して、恥ずかしい、かっこ悪い、もう消えたいと思う時。
私が決まって呟く言葉がある。

 

「でもきっとこの人も、私のことを忘れる」

 

これが謙遜でも思い込みでもないからこそ、私は楽になれる。
人は忘れる生き物なのだ。
小学校の時のクラスメイトや塾の先生、習い事の友達。私はもうちっとも思い出せない。
だからきっと私のこともほとんどの人が忘れている。

 

だけど、それが救いでもある。
人に忘れられるということは案外心地よい。
みんなが私の活躍や、爆笑をさらった発言や、優しさを覚えているということは、
私のみじめに泥臭い失敗や、思い上がった発言や、意地悪がいつまでも覚えられているということだから。
誰かの記憶にずっと残り続けることは、幸福な呪いなのだろう。

 

私は自分のことを忘れてほしい。
私を思い出して微笑む人がいなくていいから、私を思い出す度に顔をしかめる人がいないでほしい。
それでも、私をいつまでも覚えている人、私が死んだら悲しんでくれる人もやっぱり居てほしくて、
そんな何人かがすぐに思い浮かぶ私はとても幸せなんだと思う。
それで十分だ。

 

だから、人の目が気になって動けない人は思い出して欲しい。

自分がいつか忘れるような人のことを気にしなくて大丈夫。
その人たちは、いつかあなたのことを忘れるから。

 

 

 

【ハル日記】2 ねえ、私はまだどこへでも行けるの

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春になると思い出すのは、入学式でも卒業式でもない。なんの変哲もない春の風景だ。

 

中学生の私は、まだ真新しいセーラー服に身を包んでいた。

分厚くぱりっとした紺の生地に慣れず、ぎくしゃくと生活している。

授業はオリエンテーションやシラバスの説明ばかりで一向に進まず、どの子も教室をきょろきょろと見回して友達を探していた。

 

いつも思い出す風景は、そんな日常の一場面だった。

手足ばかり長い私は、窮屈そうに教科書を抱えて歩いている。

ガラス戸を開け、その向こうの渡り廊下に足を踏み出す。

渡り廊下の真ん中、ふっと目を上げた瞬間、春の風がぶわっと私の全身を包んだ。

圧倒的な春の匂い、涼しさ、泣きたくなるような懐かしさ。

 

私はしばらくそこに立ちすくんでいた。そして思った。私はどこへでも行ける。

地球が太陽の回りを回ってるとか、そんなことと同じくらい確かに、けれど切実に、私は確信していた。

私はどこへでも行ける。

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春になると思い出すのは、あの日立ちすくんでいたセーラー服の少女だ。彼女はふっと私の眼前に現れて尋ねる。

ーーねえ、私はまだどこへでも行ける?

返事に詰まるとき、私は不意に、大人になったんだな、と思う。一抹の寂しさと、懐かしさと、やるせなさをもって。